2023年9月27日水曜日

日本山岳会古道調査・江波峠を越えた

              24日出発前に今日の無事をお願いした吉川神社拝殿、本殿
 9月22日は宍粟市千草町で宿泊し、早朝、出発点のたたら生産拠点の石垣が残る「たたら学習館」を発った。林道をしばらく上るり「千種川源流モニュメント」との分岐を取り峠への道に入る。往事は作業車が往来した道であったが、すでに往来は無く、人道と化っし、源流と併設するように伸びる道は流れが道を切るので、渡渉をしいれられたり、流れを飛ばねばならない。時々たたら場跡を伝える「カナクソ」や「かんな流し」で姿を変えた山容を眺めながら高度を上げる。流れと道が離れた辺りには古道の石組みが左手に現れ道幅もあり当時往来した様子を窺える。間もなく、千種川流域に2基あるうちの一つの「千種川源流モニュメント」が銀色に輝き、瀬戸内海まで72kmの源流だとを知らせるのポールが立っている。記念にパチリをしておいた。
 残り5分余りで「峠地蔵」がある「江波峠」に着く。往来の安全を祈念して千種村西河内の村人が石像を立てたのです。播磨国と因幡国県境の峠だが、大きくは三国境(播磨、因幡、美作)にあたるのです。

 峠から余りない三国平に向かい昼食にする。展望は北が開けるが余りない。峠まで返し、いよいよ吉川への下りが始まる。朔日の豪雨がクマササ(チシマザサ)に残り道を被うが、以前ほど濃くなく笹刎ねに気を付けながら古道の気配を追いながら緩急道を降る。植林帯ではササは無く、旧道を追いながら下れば、「沖ノ山林道」へ出る。靴中も、雨具を付けた体も汗が滴るほどずぶ濡れだがゴールが近いので元気だし、県道出合でサポートの車とドッキングし、岩屋堂で無事の報告をし10分余りで本日の宿泊地「寄来屋」に到着す。サポート隊が濡れた体を癒す風呂を沸かしてくれていたので順次湯船に浸かりひと時の幸せを得て、夕食は地元吉川の養豚場生産の肉をスキ焼と水炊きを、腹がパンクするまでいただいた。ひと時お酒を飲み、喋り今日の疲れを癒し、眠りについた。Ⓢ atomu



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