「新戸倉隧道」は3代目トンネルです!! 2代目戸倉隧道(鳥取県側)<最近シャッターが付けられ中が覗けなくなった>
現在の「新戸倉トンネル」1995年に標高731mの位置を1730m抜いて兵庫県から鳥取県を繋いでいる。新トンネルが開通したので随分と冬季の通行が楽になったのと、トンネルに至るまでの多くのヶ所で散水設備が施され凍結が緩和された。現在も多くのヶ所で拡幅、橋の架け替えが進んでいる。現在、無料の鳥取自動車道が開通したので自動車の多くがそちらを走りだした。その為か、R29を通るたびに貸切り状態の通行量を何度も体験しながら道路沿いの店舗の懐を心配し、ハンドルを握っている。
2代目の「戸倉隧道」は標高742mの高さを長さ891mを抜いて1955年開通した。丁度、モータリゼーションが始まったころで、鳥取梨の二十世紀狩りバスやマイカーがR29を渋滞させ、音水湖が満々と水を張った姿も当時は珍しかった。併せて、戸倉スキー場が開設され若者で賑わった時期でもあった。最後だった頃の音水森林軌道にも出合っている。
初代隧道は、戦況が好転しない昭和17年に姫路第十師団から鳥取聯隊へ物資運搬用の軍用隧道として開削が始まり、昭和19年に約433mを貫通したが完成を見ないまま終戦を迎え放棄されている。このようにトンネルを3本掘った兵庫県内の峠越えは見当たらない。2本を掘った峠は県内で見られる。
最後に、国道29(R 29)線と呼ぶようになった理由を、巷のうわさとして記しておこう。国道2号線と国道9号線を繋いでいるので2と9を併せ29号としたのだと言う。ⓢ atomu
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